~日々是養生~

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【私の漢方養生LIFE vol.12~睡眠は時間の養生を意識して~】

【私の漢方養生LIFE vol.12~睡眠は時間の養生を意識して~】

漢方養生愛好家の堀山徳子です。


≪私の漢方養生LIFE≫は、わたくし堀山が中医学理論・日本漢方理論を学んできた中で、「少々のことではへこたれない体の土台作りについて継続している養生法をまとめたもの」です。
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日々簡単に力まずお金をかけずにできるものばかり。なんとなくやる…のではなく、私なりにそこにちゃんと理論理屈をリンクさせた養生法体の土台作りは継続してこそです。お役に立てましたら幸いです😊



皆さま、お元気でいらっしゃいますか?私は元気にしております!


前回の「私の漢方養生LIFE」から少し間があきましたが、今日は前回の続きです。


前回、わたくし堀山が体調が悪くなるきっかけとして鬼門が2つある、➀足首の冷え、②睡眠不足と書きました。その2つ目の養生法を今日はお届けしたいと思います。


前回の記事はこちら⇒【私の漢方養生LIFE VOL.11~足首を冷やさないように~】


それでは今日も 「今こそ基本に戻って体の土台作り、一緒にやっていきましょう!」、スタートいたします。

≪私の漢方養生LIFE vol.12~睡眠は時間の養生を意識して~≫

「睡眠」については漢方スクールさんで私のクラスを受講されたことがあるかたは「耳タコ」の内容ですね笑。全6回のクラスの中で「睡眠」について触れない日はない?かもしれません。


「とにかく寝る!体を立て直すためには寝てくださいね!漢方理論も覚えなあかんけどね、これだけは絶対に覚えてくださいね。」と何度もお伝えしていたと思います。


それくらい日々の養生の中でも大切な「睡眠」。現代においても様々な研究が進み科学的にも証明されており、体のしくみや体と心との繋がりにも大きく関わっています。免疫にも大きく影響してきます。


自分で意識をしていなくても体の中ではリズムや周期があって生命活動が行われています。この生体リズムという言葉がない何千年も前から五感を使って人の体をみてきた中医学・漢方では「陰陽」という言葉で表現をし、現代ではそのほとんどが数値として証明されていることが分かります。本当に先人たちの五感の使い方に感服します。


睡眠については、現代の視点から捉えたものはいろんな学会があるのでそちらを参考にしていただくとして、ここでは中医学・漢方の視点から。


まず中医学・漢方の大きな考え方に「陰陽」というものがあります。明るいと暗い、熱いと冷たい、太陽と月などですね。


今回の「睡眠」について陰陽で表現すると「動くと休む」となります。


睡眠は休むほうなので「陰」の時間。この「陰」の時間が極まるあたりはちゃんと寝ておきましょう、というのが元気に秘訣となります。


次に中国最古の医学書『黄帝内経』に記載されている中国伝統医学で発展してきた「子午流注(しごるちゅう)」という考え方。


「子午」とは時間のこと。「流注」とは人体の十二臓腑の気血の流れのこと。これを合わせて、人体の経絡に繋がる臓腑が活発に動き担当する時間がある、というものが「子午流注」です。これが時間の養生になります。


例えば、朝の5~7時は「大腸」が担当しており、この時間は排便の時間。そして朝7~9時は「胃」が担当しており、この時間に食事をすると消化がスムーズになる、といった感じです。


その中で陰が極まる時間帯を担当しているのが、23時~1時の「胆」と1時~3時の「肝」です。


「胆」は胆汁の生成、貯蔵、排出をして消化を助け、この時間帯に陰陽が切り替わり臓腑のメンテナンスをしていきます。


また「肝」は気血水の「血」との関係が深く、この時間帯に1日に使った血の修復し、次の日元気に過ごすための血をチャージしていきます。


「肝」も「胆」もどちらも次の日のための修復・回復の時間という位置づけになりますね。


だからこの時間は動くのではなく、体を休めること=睡眠をとることが必要になってきます。


もし、この時間帯に起きていたとしたら?どんな症状が体にでてくると思いますか?


例えば「胆の時間(23時~1時)」に起き続けていると、
・肝っ玉がすわらない
・決断力が遅くなる


「肝の時間(1時~3時)」に起き続けていると、
・怒りっぽくなりやすい
・イライラしやすい
・爪が割れる
・視力が落ちる、目がかすむ



…思い当たること、ございましたでしょうか?1日や2日ではこうはなりませんが、これが続くと高い確率で上記のような症状が体にでてきます。そしてその他のバランスも崩れていきます。


ただね、そうはいっても毎日23時にはお布団に入るのは現実的に難しいかたもいらっしゃいますよね。それにここからが私の寛ぎタイムですーというかたもいらっしゃるかもしれません。そんな場合は週に1回でも2回でも構いません。まずやってみる。そして次の日の体のすっきり感を体感することから始めてみるといいですね。


私も毎日23時になったら寝てるわけではないです。それでもできるだけその日中(24時まで)に寝ることは心がけていますし、次の日に頑張らないといけない日は特に早く寝ます。


そうなったのもですね、私ね、もう5、6年前くらいに仕事がハードな時があって毎日3時~6時くらいにしか寝れないことが1ヵ月くらい続いたときがあったんですね。何かやってないと落ち着かない、ナチュラルハイみたいな状態でした。その結果、まぶたが腫れあがって真っ赤っか。痒くて掻きむしる日が続いたんですよね。


それでどうしようもなくなって病院に行ったら「アレルギーでもなんでもなくて睡眠不足!」と言われて薬を1年くらい飲み続けて完治するのに2年かかったことがありました。


そんな鈍くさい経験もしているので、睡眠については特にうるさいですし、自分でも気を付けていることです。


早く寝ればいいことは分かっていても、そこに理論理屈がついてくると納得性が高くなりますよね。できない日があったとしても「あーだからこんな症状でるんだー」とヘンに納得するわけです。ま、これも自分の人体実験ということにしておいて。(あんまりよくないですけどね汗)


人間の体には目を覚まして太陽を浴びてから16時間後に眠たくなるリズムがあります。


ということは、23時に眠たくなるためには7時頃に起きる習慣をつけるといいわけです。そして起きている時間はしっかり動く、「陽」の時間だからですね。陽の時間にしっかり動いていれば自然と陰の時間には休みたくなるのが人間の体です。


ここ数か月の生活スタイルが変わって日中あまり動かなくなったかたは少し睡眠に関しても何かトラブルが起こっているかもしれません。


そんなかたは是非、このタイミングでもう一度「陰陽」のリズムを整えて寝るべき時間に布団に入る、という生活習慣に戻してみてくださいね。


寝る2時間前くらいからは、ブルーライトは控えて、照明も少し落として、ご自身がリラックスする香りや音楽も使うのも1つの方法ですね!


ではまとめます。

◉「陰陽」からみると「陰」が休む時間
◉時間の養生である「子午流注」を活用する
◉しっかりと眠っていたい時間は23時~3時(「胆・肝」の時間)
◉毎日できなくても週1、2回から始めてみる
◉時間の養生を活用して自分の体のスッキリ感を体感する



過去のブログを見てみると、睡眠についてはいろいろと書いていました。その中でも最近書いたもので少し違う角度の内容のものがありましたのでリンクしておきます。⇒【日常生活の中で削らないでほしいもの】


今日も暑くなりそうですね。今年は春の間に外出自粛などで動くことが減ったために汗をかきにくいかたが増えているようです。そのため痒みや蕁麻疹が出て来院される方が多いと漢方医の先生がおっしゃっていました。


マスクもしているので熱中症に気をつけながら無理しない程度に体を動かして汗腺を開く準備をしていきましょう。もうすぐ梅雨もきますのでその準備にもなりますのでね😊


それでは皆さま、今日も1日元気にお過ごしくださいませ😊😊


今日も最後までお読みいただきありがとうございました。


いつも笑顔と養生を忘れずにっ(*^_^*)

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